”米の旨み”ってどんなだろう!?
日本酒をよく飲むようになってかなり経ちますが、今だによくわからないのが「
米の旨み」ってやつ。よく銘柄の紹介で「米の旨みが味わえます」のように書かれているものがありますが飲んでみると???ってことが多いです。一つ言えるのはそのような銘柄は昔から自分で認知している日本酒の味で、正直言って私の好きなタイプの味ではないのです。
「あ~これが米の旨みなのか~」と思って飲むのですが、あまり好きではないかな~。でもそのようなお酒に限って、”燗がサイコーです!”なんて評価があるので、先日そのような(米の旨みを謳い文句にした)お酒を燗して飲んでみたら、”ん~これならいけるかもって感じでした。冷では残念って感じがしていたのですが、燗ではまあまあいい。そんな発見でした。これからはそのようなお酒は一
口冷で味見をしてから燗にしようと思っています!
日本酒は奥が深い。
地元以外にあまり出回らない貴重な一本!
雑誌やInstagramなどのSNSでいろいろ紹介されている有名な蔵元や有名な銘柄以外に、酒蔵のある周辺でしか手に入らないお酒なんてのを、たまに見かけたりします。
この大瑠璃もそんな一本。
日本酒に凝り始めてだいぶ経りますが、つい最近まで銘柄名も知りませんでした。
昨年の秋に、最近行き始めた酒屋で見つけ、ほぼ衝動買いだったのを覚えています。
こんな偶然の出会いのあと、美味しければさらにラッキー!
とても幸せな気分になりますね。
この「大瑠璃 純米吟醸 ひやおろし」、栃木県佐野市にある第一酒造で作られてお
り、栃木県内のわずか6店舗でしか手に入らないそうです。
華やかな香りとまろやかな口当たり、そしてしっかりとした味わい。
また一つ、美味しい酒リストに加わりました。
今度は大瑠璃の純米大吟醸を飲んでみたい。
スーパーで買える大吟醸
ラベルでも日本酒のイメージが変わる!?
最近の日本酒はネーミングやラベルなどでも工夫がみられます。
昔からあるいかにも”日本酒~!”というものもありますが、女性を意識しているような
ものも結構でてきました。
長野の酒蔵 尾澤酒造場の「十九」もそんな感じです。
写真は「poco a poco」
ブレーメンの音楽隊!
尾澤酒造場のこれまでの歩みを表しているそうな。
深い意味を持たせながらこのセンス!人気があるのが頷けます。
フルーティな香りと口に含んだときのプチプチ感。たまりません。
口の中でまさに音楽隊がいろいろな音を奏でているような、とても幸せな
気分になります。とても美味しくて顔がニヤけてしまいました。
他の銘柄も飲んでみたいのですが、近所でなかなか手に入らないのが難点。
この一本も、出張の帰りに東京駅構内にあるはせがわ酒店で手にいれました。
う~ん、また飲みたい。
意外と美味い!?大手の大吟醸
私はつい最近まで大手酒造メーカーの日本酒は敬遠していました。
醸造アルコール以外にも糖類や酸味料などを添加しているものを作っていて、安い酒を
大量に生産しているイメージで、質より量を追い求めている感じが好きではありません
でした。テレビでCMもするし、スーパーに並ぶパックのお酒は大手が多く露出度は満
点なんですけど。パックのお酒で美味しいものを探そうなんてことを考えて、試してみ
たこともあったのですが、ある意味期待どおりでがっかりした覚えがあります。
「やっぱり大手メーカーのお酒は大したことないな」と。
なのになぜ大手の大吟醸なんかに手を出したかというと、Instagramで紹介されていた
のを見て、価格も安めだし普段飲みにもいいかもと思ったからです。
そのお酒がこれ。
白鶴 大吟醸
テレビでも宣伝しているやつ。コンビニでも売っています。
Instagramでもなかなかですと書いてあったとおり、香りも味も結構いけます。
コストパフォーマンス的に言ってもgoodです。ぜひお試しあれ。
他の大手の大吟醸も試してみようと思います。
純米酒へのこだわり
まだ日本酒にあまり興味がない頃、ゴルフコンペの打ち上げに一本4,000~5,000円の大吟醸を買って持って行った。日本酒好きな上司が参加していたこともあり、美味しい酒を持っていき、少しは自分の見立てを認めてもらおうという考えもあった。
ところが「お前まだまだだな~」と言われてしまった。確かに日本酒のことはまだあまり知らないけど、結構な値段したのに...とかなり悔しい思いをした思い出がある。
あとで聞いた話ではその日本酒好きな上司は、純米が好きなんだとか。大吟醸と名のつくものはいい酒だとしか理解していなかった自分には意味がよくわからなかった。
とにかくその人に自分の選んだ日本酒を認めさせるために、日本酒というものについていろいろ調べた。
純米酒は醸造アルコールの添加がないので、独特のツーンとする感じがなくて味わいやすいが、香りは大吟醸のほうが出ている。また美味しい大吟醸はツーンとする感じも柔らかで、へたな純米酒よりもよっぽどいいと思う。
好みの問題なのでどっちがいいということは人それぞれだと思うが、こだわっている人はいる。なかには味もろくにわからないのに純米じゃないとという人もいるが、そんな人は相手にしなくていいだろう。
ただ、純米の方が作り手の腕ができを左右すると思うので、純米酒へこだわっている酒蔵は応援したい。
この、白隠正宗もそんな酒蔵で醸された一本。
誉富士という酒米を使っているらしい。口当たりがまろやかで酸味もちょうどいい。
ほかの種類も飲んでみたい。